[20151212]第2回 高校生教室報告①

 

回は、SeasonⅢ2回目の「高校生教室」。今回で2015年にユースクエアで行う「高校生教室」は最後になります。少し人数は少なかったですが、とても盛り上がりました。

1限のテーマは「宗教と私たち」

 

普段、あまり考えることのない宗教を考えてみることで宗教を身近に感じてみるといった授業でした。

 「日本にはなぜ決まった宗教がないのでしょうか?」という講師の話から授業がスタート。例えば、クリスマスをお祝いするのは「キリスト教」の行事、除夜の鐘を突くのは「仏教」の行事、そして初詣は「神道」の行事というように、日本で様々な宗教の文化が混在しています。そのため諸外国のような「宗教」という考えが定着しにくいのだ、という例示があることで、生徒はとてもイメージがしやすかったようで、納得の表情を浮かべていました。

 

その後は、講師が問いを投げかけ、それを生徒が意見を考える、というスタイルで授業が進められて行きました。講師から投げかけられた問いは次の3つ

 1 戦後、今まで「神」とされていた天皇が「人間宣言」によって自身が神であることを否定したとき、

  日本では暴動が起きなかったのはなぜか?

2 あなたにとって神とはどういった存在のことですか?

 3 日本にはなぜ決まった宗教がないのか?

 

どの問いも非常に難しく、生徒はみんな普段考えないことに必死に考えていました

 また、問いと問いの間には、講師が日本の特有の宗教観について本居宣長の文献を引用したり他国との宗教観の違いを紹介していったりと生徒が考えを深められるような工夫がされていました。また、宗教という難しい分野をわかりやすく説明しており、講師の力量の高さを感じられました。

 

宗教は馴染みがない人も多いですが、現代の世の中の国際情勢を考えるうえで必要不可欠な分野になっています。みなさんも一度、周りの人と話し合ってみると何か新しい発見があるかもしれませんね。(たけいり)

次回は2限についてお届けします。